道化ってな~に?
こんにちは!
GWも間近。そわそわしている新宿オフィスの林です。
新宿オフィスのブログでは、「○○ってな~に?」シリーズと題して、
日々の業務の中で疑問に思ったことを調べて行きたいと思います。
記念すべき第一回目は『道化ってな~に?』です!
道化とは、一体なんでしょうね?
仮面をかぶって変わった衣裳を着て舞台上をうろちょろする、ちょっと独特な存在ですよね。
道化はバレエにはぼちぼち登場するキャラクターです。(今回はピエロなども含みます)
有名なところでは「白鳥の湖」の道化、「くるみ割り人形」1幕のハレルキンとコロンビーヌ、
最近コンクールなどでも大人気のハレキナーダもありますね。
「道化」をWikipediaで調べてみると、
“道化師(どうけし)または道化(どうけ)とは、
滑稽な格好、行動、言動などをして他人を楽しませる者(大道芸人)。
サーカスのクラウン(clown)や、中世ヨーロッパの宮廷道化師(jester)がそれにあたる。”
とのことでした。
なるほど!「白鳥の湖」の道化は「宮廷道化師」ということですね。
ヨシノの衣裳だとZ102-001Sあたりです。
ハレーキンやコロンビーヌなどは、16世紀ごろにイタリアで生まれた
仮面劇「コンメディア・デッラルテ」に登場するキャラクターのようです。
もう一度Wikipediaを見てまとめてみると、
★ハレーキンは軽業師。赤緑青のまだら模様の服を着ている。
(三角や四角のモチーフが付いていることも多い)
★コロンビーヌはハレーキンの恋人で、小悪魔的な女性のようす。
アルレッキーナ(ハレキナーダ)と呼ばれることもあり、
その時はハレーキンと同じく、まだらの道化服を着用する。
恋人同士なので、二人ペアで出てくることが多い。納得です。
コロンビーヌY088-012SとハレーキンZ088-006S
ちなみに、「ピエロ」も元はこの劇に登場する「ペドロリーノ」というキャラクターだそうです。
ピエロが出てくるといえば「フェアリードール」。
ピエロZ102-007SとフェアリードールA032-017S
「コンメディア・デッラルテ」には魅力的なキャラクターがたくさんいて、
過去のクリエイターたちの制作意欲を刺激していたんだろうなぁ、なんて想像していました。
ちょっと調べてみただけでも、色々と勉強になりますね(^^)
白鳥の道化のことを考えていたら、王妃様の孤独がじんわり染みてきて
ちょっと切なくなってしまった林でした!
ではまた!!
《新宿オフィス・林》