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クラシックチュチュってな~に?

2015.09.24

こんにちは!シルバーウィークはいかがでしたか?

 

さて、今回のテーマは「クラシックチュチュってな~に?」です。
えっ今更それ?と思われるようなテーマですが、どうぞお付き合いください。

 

クラシックチュチュ、面白い形をしていますよね。
何と言っても特徴的なのは、横に張ったスカートでしょうか。
重力に逆らった形になっていますが、あれはどうなっているかというと、
50番や30番の硬いチュールに細かくタックを入れて、

上向きに縫い付けることで張りを出しています。
更に、下に向かうにつれ、短くなるスカートで支えています。
(グリシコさんの衣裳などは、スカートにワイヤーが入っていますね)

どうしてこんな不思議な形になったかというと、それにはやっぱりバレエの歴史と関係があります。

 

16世紀にイタリアで発祥したバレエは、

17~18世紀にフランスの宮廷から劇場へと上演の舞台を移し、

19世紀初頭にロマンティックバレエが誕生します。
この時の衣裳は、くるぶしあたりまでのベル型のスカート。
いわゆるロマンティックチュチュと呼ばれるものでした。

 

その後、19世紀後半にはロシアでクラシックバレエが花開きます。
ロマンティックバレエに比べ、難しい技が増えたため、
動きやすい短いスカートの衣裳=クラシックチュチュが考案されたようです。
それにより回転もしやすくなり、おなじみの黒鳥の32回転もできるようになったのですね。

 

踊りに合わせて時代に合わせて衣裳の形が変わっていく、
そんな長い歴史の先に、弊社の衣裳もあるわけです。
そんなヨシノの新作をご紹介して、今回の記事の締めとさせていただきます^^

 

 

 

 

では!

《新宿オフィス・林》

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