ライモンダのヴァリエーションってな~に?
皆さまこんにちは!新宿オフィスです。
今回のテーマは「ライモンダのヴァリエーション」です。
「ライモンダの衣裳ありますか?」とお問い合わせいただいたとき、
こんな質問をすることがございます。
↓
「どのヴァリエーションを踊られますか?」
「どの?」って、そんなにいくつもあるの?
そう思われた方、大正解です!
なんとライモンダのヴァリエーションは5つもあるのです。
それぞれのヴァリエーションをご紹介する前に、
まずは、ライモンダのあらすじをどうぞ~。
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中世フランス、貴族の娘ライモンダは十字軍として出征した
恋人のジャン=ド=ブリエンヌの帰りを待っている。
ようやくジャンが帰還するという知らせを受け宴が開かれるが、
そこにサラセンの騎士アブデラフマンが現れ、熱烈に求婚。
断ったライモンダが強引に連れ去られようとしたその時、
ジャンが戻り、決闘となります。
勝利をしたジャンは、めでたくライモンダと結ばれ、
ハンガリー王の前で結婚の祝宴が開かれるのでした。
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さて、ライモンダのヴァリエーションは以下の5つです。
よくお使い頂く衣裳も、あわせてご紹介していきますね。
1)1幕1場 ライモンダ登場のヴァリエーション(ピチカート)
2)1幕2場 ジャンを待つライモンダのヴァリエーション(ベール)
3)1幕3場 夢の中でのヴァリエーション(夢、菅井さんの)
4)2幕 帰還の宴でのヴァリエーション
5)3幕 結婚の祝宴でのヴァリエーション(手打ち)
カッコ()の中には、通称というか、お問い合わせをいただく際の名称も入れてみました。
1)は曲の演奏技法、2)はベールを持って踊ることから。
3)の「菅井さんの」というのは、2012年にローザンヌで1位を獲得された
菅井円加さんが、このヴァリエーションを踊られたことから、
「菅井さんの…なんですが」と言われることも増えました。
5)の「手打ち」というのは、手を打ち鳴らす振りが入っているからですね。
4)のヴァリエーションだけ通称を知らないのですが、
勝手に「2幕の元気なヴァリエーション」と呼んでおります。
ライモンダの舞台が中世フランスであることから、衣裳の飾りはやや重厚で、
胸のカットもまっすぐなラインだったりと、特徴がありますね。
またもや、ずるずる長くなってまいりましたので、この辺りで締めとさせていただきます^^
さて次回ですが、社内からリクエストがきましたので(嬉しい)、
それを取り上げたいと思っています!
お題は「パ・ド・シスってな~に?」です。お楽しみに~!
《新宿オフィス・林》