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パ・ド・サンクってな~に?

2016.09.20

みなさんこんにちは!毎日毎日よく降りますね~。
洗濯物に埋まりそうなので、一日くらい晴れが欲しいブログ担当です。

さて、今回のテーマは「パ・ド・サンク」です。
フランス語でpas de cinqと書き、意味は「5人の踊り」です。
このブログでも、パ・ド・ドゥ(2)、パ・ド・カトル(3)、パ・ド・シス(6)と
取り上げたことがありますが、一番耳馴染みがない言葉かと思います。

ほとんど聞くことのない「パ・ド・サンク」、
調べてみたら2つ見つかりましたので、ご紹介いたします!

ひとつは「ドナウの娘」から、女性4人と男性1名によるパ・ド・サンク。
この作品は、1836年初演の2幕もの(ラ・シルの後くらい)で、
男爵が自分の花嫁を選ぶ舞踏会で踊られるものです。

もうひとつは、「白鳥の湖」3幕にパ・ド・サンクがあるようです。
男女ペア2組+王子の組み合わせで、6人の姫の踊りの後に登場するようです。

白鳥の湖を何度も見てるけど、パ・ド・サンクなんて無かったよ!
という方もいらっしゃるかと思います(私もです)。
どうやらヌレエフ版(1964年)など限定されたバージョンでのみ、この踊りは見られるようです。
(「パ・ド・フィアンセ」や「パ・ド・シス」という名前の場合もある様子です。ややこしいですね…)

パ・ド・サンクがあまり見られない理由を考えてみたのですが、
なんといっても奇数でバランスが難しいのがありそうです。
また、「男性1人に対して女性4人」や「男女ペア2組+α」という組み合わせは、
ストーリー上の強い動機が必要そうですよね。

それでは、最後に衣裳をご紹介して終わりますね。


《新宿オフィス・林》 

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