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キエフ表敬訪問 レポート③

2018.03.30

3/23より、弊社代表吉野が、バレエ殿堂のキエフ(ウクライナ)の地に表敬訪問をしています。
現地からレポート第3弾が届きましたので、ぜひご覧ください。

アトリエヨシノ文化交流の一環として、キエフにある
「セルジュ・リファール記念キエフ市立ダンスアカデミー」に衣裳を寄贈させていただきました。
セルジュ・リファールはウクライナ出身のバレエダンサーで、
振付家「舞の神」と呼ばれたバレエリュスの時代を築いた偉大なダンサーです。
学校に入るとリファール氏の美しいブロンズ像に迎えられました。
こちらのアカデミーでは、小学生から大学生まで義務教育を受けながら、バレエも学べる市立の学校です。
14才になるとウクライナの法律上の義務教育が終わり、専門学校に進学した場合は
クラシックバレエと伝統的なダンスを学び、2つの資格を得ることが出来ます。
卒業生は90%がプロとなり、ウクライナの様々なバレエ団で活躍されているそうです。
現在の生徒は、全てウクライナの方と言う事でしたが、
嬉しいことに外国人を受け入れるライセンスを所得したとのお話しを伺いました。
今後日本人のダンサーもバレエ殿堂のキエフで更に学べる環境が出来るのではないでしょうか!
楽しみですね。
そして、衣裳贈呈式は学校内で沢山の生徒さんを前に行われました。
皆さまに喜んでいただけ、何よりでした。
贈呈式を終え、アカデミーの校長アンドレイ・リャグシェンコ氏、
ウクライナ国立バレエのヴィクトル・リトヴィーノフ先生と記念撮影。
続いてこの日は、「キエフ国立バレエ学校」にも表敬訪問させていただきました。
こちらの芸術監督は日本人の寺田宣弘氏です。
寺田氏は、11才で単身キエフに渡り、日本人初の国費留学生としてキエフ国立バレエ学校で学ばれました。
卒業後キエフ・バレエ団に入団しソリストとして活躍され、数々の勲章を授与されました。
又、ウクライナ大統領よりウクライナ功労芸術家の称号を授与されていらっしゃる、
まさにバレエを通して日本とウクライナの架け橋となられている素晴らしい芸術監督です。
お母様は寺田バレエ・アートスクール校長の高尾美智子先生で、
弊社の会員様でもいらっしゃいます。
寺田先生のご案内で、レッスン風景を拝見させて頂き、
偶然にも弊社お客様の日本人生徒さんお二人にお会いしました!
日本人のバレリーナがキエフで色々な壁を越えながら、必死にレッスンに励んでいる姿は、
何だか我が子を見ているようで胸が熱くなります。
プロの道は決して優しくはありませんが、寺田先生の様な素晴らしい日本人芸術監督の元で学べる環境を大切に、
これからも頑張ってください!!
パティントン・キャサリンさん(写真左)と中西衿奈さん(写真右)
アトリエヨシノはこれからも、皆様に芸術性の高い衣裳をご提供すると共に、
バレエを通して文化活動を進めて参ります。
《文化事業部》
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